いまさらCDのリッピングして耳福

オーディオ

今週末。土曜日はCQ WW DX CWを軽く冷やかし、そこから先はひたすらCDのリッピングをしていた。
いまさら?とも思う行為。CDのリッピング。

音楽を聴くときは、最近はもっぱらストリーミングで。
サービスとしてはSpotifyが好きなのだが、圧縮音楽なのが難点で。
Spotifyに比べると音楽への愛が足りない気がするものの、非圧縮なうえにハイレゾも配信してくれるAmazon Music Unlimitedを使っている。(愛用ではない)

なのだが、手持ちのCDや好きなアーティストの曲が配信されていないことがけっこうある。

それらの曲は、大昔、iPodやiPhoneに曲を詰め込んで歩いてた頃に手持ちの曲や当時レンタルした曲からせっせとリッピングしてHDDに貯まっている。

が、圧縮音楽なのである。
MP3が出始めの頃から、どうも圧縮した音のザラザラでスカスカなのがどうも好きになれずも、便利さには勝てず。
少しでもよいコーデックを選んでみたり、ビットレートを上げてみたり。
AACを主に使うようになって、256Kbpsぐらいにするとまだなんとか聞けるかな、とは思いつつ。
でも圧縮だしなー。

な、データが貯まっている。

メインのオーディオセットも、Macで聴く環境もハイレゾ環境にしてしばらくたち。
非圧縮のストリーミングばかり聴いていると、いよいよ圧縮音楽では耐えられなくなってきて。
しかし、冷静にHDDの空きを見てみると、何テラバイトかある。

ええい、手持ちのCDだけでも、非圧縮でリッピングし直すか。
と、取りかかったのだ。

問題はフォーマットだ。

Mac上では、iTunesがなくなって「ミュージック」なるアプリになってしばらく経ち。
どうもあいつは好きになれず。
iPhoneは3Gのころから使っていたが、iPhoneはBluetoothで音を飛ばすコーデックがいまいちで音が悪い。
ハイレゾ品質でBluetoothで飛ばせるという触れ込みのSONY謹製のLDACコーデックを頼りに、2年ばかり前にAndroidに乗り換えた。
時を同じくして、音楽はストリーミング中心に。
と、いうことで、Mac上の「ミュージック」アプリとワテクシは、もう縁が切れている。
なので、Apple Losslessは使う筋合いがなくなっている。

ここは、オープンなフォーマットなFLACとしよう。
と、いうか、メインのアンプにUSBドライブ指して直再生させるにはFLACしか使えない。

そして、ひたすらCDをドライブに突っ込み、リッピング。
曲名がCDDBから取得できればよいのだが、曲名が落ちてこないCDがチラホラある。
クラブイベントのおまけで配られてたのとか、友人のバンドのインディーズ盤とか。
せっせと曲名を入力するアナログなデジタル作業。

を、しながら、リッピングが済んだ曲を聴く。

圧縮音楽をアップサンプリングすると、粗がむしろ強調されてよくないが、元がCD音質な16bit/44.1kHzでも、非圧縮ならアップサンプリングした結果がそこそこ聴かせる音質だ。
元からハイレゾで配信あるいは販売されているものには敵わないが、なかなかいける。

ラズパイに乗っけたDACと、MacからつないでいるToppingのDACで聞き比べ。
と、いうか、ラズパイ x Volumio でPCMのまま384kHz/32bitにアップサンプリングしてラズパイに乗せたDACから流れる音。


と、Mac上のハイレゾ再生アプリでDSD256にアップサンプリングしてToppingのDACから流れる音。

の聞き比べなので、ちょっとフェアじゃない。

当然? DSD256 x Topping DACのほうが格段に音がよい。
同じ曲のハイレゾデータと聞き比べよ、といわれてもどっちがどっちか分からないかもしれない。

それがないからリッピングしている、というCDが大半なのだが、試しにハイレゾ配信されている盤もリッピングしてみたので、今度聞き比べてみよう。

しかし、リッピングしたCDがリリースされた時期が、2008・2009年頃がやたら多く、むしろそれ以降はデータで買ってたり配信聴いてたりだったんだな。
ブツとして手元にある、というのは、それはそれで意味のあることなのかもしれん。

とも思うが、非圧縮でリッピングしちゃったら、もう、盤持っている意味って、いよいよなくなっちゃうな。

とも思う。複雑な心境である。

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