(おことわり:無線とは何の関係もありません)
スーパーには、スーパーのうたが流れている。
当たり前のようだが、どうやら、あたりまえではないらしい。
おそらく、日本に独特のものではないだろうか。
よその国のスーパーで、オリジナルソングがしじゅう流れている事例があったら教えてほしい。
疲れたら、スーパーのうたが聴きたくなるのである。
なんともいえず、いやされるのである。
すきなお菓子をかってもらって、おいしいごはんをたくさんたべて、あったかいおふろにはいって、たくさんねて、あしたもげんきに遊ぼう。
そういう気持ちになりたいのだろうか。
わからんね。
なにげない日常に忍び込むメロディーラインや映像演出が気になる。
よその国のCMや、よその国の駅の音や、よその国の航空会社の安全ビデオや。
そういうものを見て、ああ、よその国はよその国なりに社会が回っているらしい。
と、面白がるのが好きなのだが。
どれだけ探しても、よその国のスーパーでながれているうたはみつからないのだ。
あるならおしえてください。
スーパーに流れるうたは、おおよそ、はてしなくのんきで平和なものと決まっている。
それでいいのだ。
それがいいのだ。
家族みんなで食べるばんごはんのために行く場所なのだ。
それ以上の平和があるだろうか。平和でなければならない。
そういう記憶は、強いものである。
お菓子やおもちゃを買ってくれとダダをこねた背景で流れているようなうたである。
そりゃ、強力だろうよ。
ワテクシにとっての原風景かつ原体験は、この3曲だ。
マルショク・サンリブCM ちょっとそこまで
https://www.youtube.com/watch?v=uS7QR50zqak
トキハインダストリー: ペルシャの市場にて
寿屋。つぶれてしまった。
https://www.youtube.com/watch?v=Im3gw3HZdr8
椎茸とかぼすの国を離れてからも、スーパーのうたがいつもそばにあった。
こころの架け橋、というフレーズがよい。
今聴いても染みる。
オリンピックの曲は見つからない。
三和の曲も美しい。
東急ストアの曲は高貴だ。
そのほか、神奈川の生協、ユーコープの店内の歌も味があった。
しかし、いま住む町のスーパーには、うたがない。
すごくよいスーパーが近くにあり、他にも大手や地場のスーパーもあるのだが。
うたがないのである。
これまで生きてきた場所たちの近くにはなかったスーパーの曲もよい。
これなんて、最高だ。
この曲なんて、聴いただけで、だれの作詞・作曲か分かってしまう。
絶対に、作詞は野坂昭如。作曲はいずみたくだ。
このペアに決まっている。
VロートでQRソングで、ラジオ大阪の歌なのだから。
ほら、全部同じ。
どう聞いても同じテイストだ。
ジャスコの歌もよい。
農協のスーパー、Aコープのうたもたまらない。
民間のスーパーといえるかどうか微妙なのに、どのスーパーのうたよりもスーパー的だ。
「あなたとそだてる」に協同組合の精神を、「あの村この村この町に」に農村の風景を感じる(嘘)
みんなが、あしたも、かぞくみんなでおいしいばんごはんがたべられますように。
なんのオチもありゃせんよ。
GL GN 73 e e.
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